【転職理由がわからない20代へ】「このままでいいの?」と思ったときに最初にやるべき3つのこと

2025.07.07



こんな人に読んでほしい

  • ・今の職場に明確な不満はないけど、このままでいいのか不安
  • ・キャリアアップしたい気持ちはあるが、転職理由がはっきりしない
  • ・なんとなく転職サイトを見るだけで終わってしまう
  • ・初めての転職を考えているが、何から手をつければいいかわからない

なぜ転職理由が「ぼんやり」してしまうのか?

20代後半になると、多くの人が以下のような“見えない壁”にぶつかります。

  • ・新卒から4〜5年、社内評価は悪くないけれど、未来が見えない
  • ・「辞めるほどじゃない」と思いながら、転職サイトだけ見てモヤモヤする

これは決してあなただけの悩みではありません。
“辞めたい理由がない”けど、“続けたい理由もない”というグレーな状態は、むしろ20代後半の多くが通る道なのです。

体験談:27歳・総合商社勤務のSさんのケース

Sさん(仮名・27歳)は、新卒から大手商社で営業職として勤務。
社内での信頼もあり、順調にキャリアを積んでいました。

「ただ、ふと“このままここで10年働いたら、どんな30代になるんだろう”と考えたんです」
「SNSを見たら、同期はもうベンチャーでマネージャーに。年収も100万近く違うらしくて…」
「でも、自分には“転職する明確な理由”があるのかと聞かれると、答えられない自分もいました」

まさに、転職理由が“ぼんやりしている”状態

そんなSさんが、自分の中にある違和感を整理することで、「成果が正しく評価される」「若手に裁量がある」と捉え直し、ベンチャーへの転職を成功させ、キャリアの手応えを取り戻したのです。

【整理術】転職理由がはっきりしない人が最初にやるべき3つのこと

①「今の仕事の“物足りなさ”を言葉にする」

不満ではなく、「足りない」と思っているものを洗い出してみましょう。

✔ 評価されていない実感
✔ 成長の実感がない
✔ チームや上司との関係が希薄
✔ 同じことの繰り返しに飽きてきた

→これらはすべて、立派な転職理由のタネになります。


②「やりたいこと」よりも、「避けたい未来」を明確にする

理想像が描けないなら、「こんな働き方だけはイヤ」を明確に。

Sさんの例では:

「係長の○○さんが、毎日遅くまで働いても評価されていなかった。その姿に“10年後の自分”が重なって怖くなった。」

この「こうなりたくない」が、→「成果で評価される環境に行きたい」
というキャリア選択の軸になったのです。


③「転職軸」を3つに絞る

以下の項目から、あなたが転職で大事にしたい軸を3つだけ選んでください。

  • ・年収が上がる
  • ・成果が見える・評価される
  • ・働き方が整っている(リモート/残業)
  • ・成長できる環境がある
  • ・裁量がある
  • ・チームとの一体感がある
  • ・安定している
  • ・上司との相性が良い

この「自分軸」が定まることで、求人を選ぶ目線も、エージェントとの会話も変わってきます。

まとめ:「このままでいいのか分からない」が動き出すチャンスに変わる

転職には、“ドラマチックなきっかけ”なんて必要ありません。

「何か大きな不満があるわけじゃないけど、今のままじゃ未来が描けない」

そんな風に思えたなら、それは十分な“サイン”です。そして、その違和感をちゃんと整理できた人ほど、転職でも後悔しない選択ができるのです。

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